バイクの保険について

保険の必要性を考えましょう

バイクに乗っている方が考えるべきなのが保険の必要性についてです。
バイクの保険は大きく分けると2種類ありますが、それぞれの違いがよくわからないという方も多いので、バイクの保険について改めて考えてみましょう。

自賠責保険と任意保険

バイクの保険には大別すると自賠責と任意保険があります。
自賠責保険はバイクの所有者が必ず加入する決まりになっているもので、加入をしていない場合は運転してはいけない決まりになっています。
もしも自賠責に入っていない状態で運転していた場合には、懲役1年以下か罰金50万円以下になり、違反点数が6点でその時点で免許停止処分となります。
それほど重要な保険であることを、バイクの運転者は認識するべきなのです。

自賠責保険はある意味強制的に入るべき保険ですが、保障内容はあくまでも対人の事故を引き起こした時に支払対象になる保険です。
例えばあなたがバイクを運転中に歩行者に接触して怪我をさせてしまった場合に歩行者に対して支払われるものです。
では、あなたがバイクを運転中によそ見をしていて電柱に衝突して、あなた自信が怪我をしただけでなく、損傷した電柱の修理費用を請求されたという場合は、自賠責保険からは一切補償がありません。
全て自己負担でまかなわなければいけない状況になります。
自賠責保険だけでは対物や運転者自身に対する補償は一切ないのです。

そこで必要性を考えるべきなのが任意保険です。
任意保険では自賠責保険だけではカバーしきれない対物補償や運転者自身への補償も対象にすることができます。
しっかり任意保険に加入していれば、自分の過失で怪我をした時やモノを壊してしまった時にもしっかり保険金を支払ってもらうことができます。

任意保険の加入は前向きに検討を

バイクを運転中に何らかの事故が発生すると、運転者のリスクがかなり大きくなります。
生身の体がむき出しになった状態で運転をしているのですから、事故が発生した時に受ける衝撃はとんでもない負荷がかかるため大怪我を負うだけでなく命の危険を脅かすことになります。
仮に自分の体は問題なくても、第三者に怪我を負わせたり死に至らしめた場合には、自賠責保険から支払われる保険金だけでは十分な補償とは言えない可能性もあるため、一生かかっても償いきれない補償を背負わなければいけないかもしれません。
決して自分は大丈夫だから任意保険は必要ないと考えるのではなく、任意保険は必要なものだと考えて加入を前向きに考えてください。

自動車保険の中にバイクの保証が付いたプランを提供している会社もあるので、現在自動車保険に加入している人は、一度プランを見直してみましょう。
他の保険会社のプランに変更する場合は、保険の満足度ランキングが参考になります。

任意保険では必要な補償を自分で決めることができるため、その内容に応じて保険料が変わります。
保険会社の担当者に相談をしながら、本当に必要な補償に絞って加入を考えてください。