シンプルライフを実践するためには

私の夢

私の究極の夢は、バックパック一個でツーリングをすることです。
自分の私物すべてをバックパックに詰めこんで、それだけで全国を、いや世界中をツーリングすることが究極の夢です。
自分にあるものは、パックの中に入った荷物と、愛用のバイクだけ。
それだけで十分じゃないかっていう気がするんです。
人間というのは、ついついあれも欲しい、これも欲しいと思ってしまいます。
しかし、どんなにいろいろなものを手に入れたとしても、さらにもっと別なものが欲しくなってきて、あれも、これもと欲張りになってしまうことに最近気づいてきました。

必要なものだけに囲まれる

でも、そんなにたくさんのものに囲まれて、本当に幸せなのかと考えると、ちょっと違うと感じるようになったのです。
欲しいものを際限なく欲しがると、今度はそれを大事に使おうという気持ちがなくなってしまったり、処分に困ることになってしまったりすることもあるんじゃないか。
そういう想いにとらわれるようになってきました。
それは私が目指しているシンプルライフとはほど遠いことです。

それから私は本当に自分の必要なものだけに囲まれたいという気持ちが強くなってきたのです。
あまり洋服も買わなくなりました。同じ服を着ていると人から言われても気にならなくなったのです。
私は服をとっかえひっかえ替えることに喜びを感じなくなりました。
それよりも、シンプルな洋服を大切に着ることの方がスタイリッシュに感じられるのです。
たとえば、それこそ、白いティーシャツにジーンズ、そしてライダーブーツとヘルメットさえあれば良いのです。
冬はそれにつなぎのライダースーツを着れば問題ありません。
そう思ったら、そんなに洋服も必要ないわけです。

意識を変えてみた

そういう意識を変えることはシンプルライフを実行するためにはとても大切なことだっていうことに気づきました。
それと同時に、たとえば誰かに何かをプレゼントする時もできるだけ形として残らないものを選ぶようになりました。
子どもの頃はお菓子のように消えてなくなるものよりも、何か手元に残るプレゼントの方がありがたいと思っていましたが、最近ではそういうものよりも、いつか消えて亡くなる消えものの方が処分に困ることもないですし、シンプルライフを実行できるから良いのではないかと思うようになりました。
ですから、私自身も友達に何かプレゼントをくれるのであれば、シャワージェルとか、紅茶やお菓子のような消えものの方が嬉しいということを伝えるようにしました。
私はそのようにしてシンプルライフを実行しています。