生きてるだけで丸儲け

イマルちゃんっていい名前

2011年3月11日に東日本大震災が起きてから、本当に「生きる」ということについていろいろ考える様になりました。
正直、それまではそんなに人生を掘り下げたことはなかったな。
ただ毎日楽しくて、それだけでいいと思っていました。それがあたり前だと思っていたし。
でも、そうじゃないんだなあってあの震災があってから思いました。
楽しいこと、嬉しいこと、いいこと。全部あの津波がもっていっちゃったという人がいるんです。
当時のことを思い出すと、やっぱりいろいろなことを考えます。あの震災が起きた日のこと・・・。
私はその時昼寝をしていたのですが、テレビをつけたらすでに津波が沿岸を襲う映像が流れていて、驚きました。
最初は日本の映像じゃないと思ったけど、あれが日本だと知った時は驚いたなあ。
あの日から、いろいろな価値観が変わりました。
私はシンプルが好きだけど、「あれがほしい」「これがほしい」みたいな気持ちがぜんぜんないわけじゃなりません。
時には「どうしてこんなものがほしいんだろう」なんてものを購入することもあります。そういう無駄遣いをすることが、楽しいと思うこともありました。
でもあの震災から、本当に必要なものがあればあとはどうでもいいと思う様になったんです。
命とその他の大事なものがちょっとあればいい。自然にそう思う様になったかな・・・。
聞けば、2012年度は小学校お受験をする子供の数も減ったとか。レベルが高い遠くの学校にやるよりも、近くの学校に通わせたいと考える親が増えたからだそうです。確かに、何かがあったとき学校が遠いと迎えにいくのも大変・・・それで実際、迎えにいくことができなかった人もいますからね。あの日は電車が全部とまって渋滞も酷くて、さらに余震も酷かったから・・・。
そのことを考えると、子供を近くにおいておきたいと思うのが親心なんでしょうね。

さんまさんの思いが詰まった名前

そういうことをいろいろ考えると、さんまさんが娘さんにつけた「いまる」という名前がすごく重く感じるのです。
あれもこれもほしがるんじゃない、ただ「生きているだけでまるもうけ」という意味の言葉。すごいいい言葉ですよね。さんまさんがどういう思いで娘さんにこの名前をつけたのかがよく解ります。いまるちゃんが生きていてくれるだけで丸儲け、という親御さんの思いと、そういう風に生きていってほしいという親御さんの思いがたくさん詰まっているのだと思います。さんまさんの心が解るお名前ですよね。
素敵なご両親でいまるさんが羨ましいです。